引っ越し時のプロパンガス手続き——退去の閉栓から新居の開栓まで
引っ越しに伴うプロパンガスの手続きは、現在の住まいで契約を終える手続きと、新居で利用を始める手続きの2つに分かれます。プロパンガスは物件ごとに契約先の事業者が異なり、料金も事業者や物件によって異なります。
引っ越しに伴うプロパンガス(LPガス)の手続きは、現在の住まいで契約を終える手続きと、新居で利用を始める手続きの2つに分かれます。現在の契約先へ閉栓を依頼するとともに、新居で契約する事業者を確認して開栓を依頼します。
プロパンガスでは、物件ごとに契約先の事業者が異なり、料金も事業者や物件によって異なります。前の住まいで使っていた事業者や料金条件が、そのまま新居でも引き継がれるとは限りません。退去と入居を別々の手続きとして確認し、新居については利用開始前に地区の料金相場も見ておくと、契約書面に記載された料金を確認するときの参考になります。
現在の契約先を確認して閉栓を依頼する
まず、現在住んでいる物件で契約しているプロパンガス事業者を確認し、退去に伴う閉栓を依頼します。契約先が分からない場合は、手元にある検針票や契約時に受け取った書面を確認します。
このとき、料金だけでなく、解約時の扱いについて契約書面に記載がないかも確認しておきます。プロパンガスでは、設備に関する精算や解約時の取り扱いが書面に示されている場合があります。
該当する記載が見つかったものの内容が分かりにくい場合は、当サイトのプロパンガス会社の切替手順や設備料金のガイドもあわせて確認できます。退去時に確認する項目を整理する際の参考にしてください。
新居の契約先を確認して開栓を依頼する
次に、新居でプロパンガスを供給する事業者を確認し、開栓を依頼します。プロパンガスは物件ごとに契約先が異なるため、現在利用している事業者へそのまま新居の開栓を依頼できるとは限りません。
開栓時には、立会いが必要になる場合が一般的です。引っ越しの予定を整理するときは、新居側の開栓についても確認しておきます。
契約時には、料金などの取引条件が書かれた書面を受け取ります。基本料金や使用量に応じた料金など、実際にどのような条件で契約するのかは、この書面で確認します。記載内容の確認方法については、当サイトの契約書面のガイドも参照できます。
転居先の地区を調べて料金相場を確認しておく
新居の契約先を確認したら、あわせて転居先の地区の料金相場を見ておきます。「プロパンガス相場マップ」では、石油情報センターの市況調査をもとに、全国274地区の料金相場を掲載しています。
地区ページでは、使用量4段階について「最安値」「調査平均」「最高値」の3つの値を確認できます。基本料金と設備料金も掲載しています。10m³の料金が公表されている地区は266地区です。
転居先がどの地区に含まれるのか分からない場合は、まず都道府県ページを開きます。都道府県ページには管内の地区一覧と「主な市町村(目安)」を掲載しているため、新居の市町村を手掛かりに該当する地区を探せます。
地区ページを開いたら、最安値・調査平均・最高値と基本料金を確認してみてください。契約時に受け取る書面の料金を見る際に、地域の調査結果と並べて確認できます。
前の住まいの料金を新居の基準にしないようにする
引っ越し前後で同じプロパンガスを使う場合でも、前の住まいの料金をそのまま新居の基準にすることはできません。プロパンガスの料金は事業者や物件によって異なり、地区による違いもあります。
当サイトの調査データを見ると、同じ地区の中でも最安値と最高値には開きがあります。そのため、「同じ地区なら同じ使用量で同じ料金になる」と考えず、新居については新たに契約条件を確認する必要があります。
地区ページに掲載している調査平均も、個々の契約料金を判定するための値ではありません。最安値・調査平均・最高値を並べて、その地区では料金にどの程度の幅があるのかを見るための資料として利用してください。
賃貸住宅では事業者を選べるか確認しておく
新居が賃貸住宅の場合は、入居者が単独でプロパンガス事業者を選べない仕組みになっていることがあります。その場合も、まず物件の契約先を確認し、提示された料金条件を書面で確認する流れは変わりません。
賃貸住宅で事業者や料金について確認したい場合は、当サイトの賃貸住宅の相談ガイドも参照してください。
引っ越しが決まったら、退去する住まいでは現在の契約先と契約書面を確認し、新居では契約先と開栓方法を確認します。そのうえで「プロパンガス相場マップ」の都道府県ページから転居先の地区ページを開き、最安値・調査平均・最高値と基本料金を確認しておくと、入居時に受け取る料金書面と地域の調査データをそれぞれ確認できます。