調査対象外と表示された設備料金の扱い
石油情報センター「液化石油ガス市況調査(確報・全国一覧)」の2026年6月調査では、全国274地区のうち179地区で設備料金が調査対象外です。
設備料金が調査対象外の地区
石油情報センター「液化石油ガス市況調査(確報・全国一覧)」の最新調査では、全国274地区のうち179地区で設備料金が調査対象外になっています。地区ページに基本料金や使用量別の金額が掲載されている一方、設備料金だけが「調査対象外」と表示されるケースは珍しいものではありません。
さらに、所属する地区の設備料金がすべて調査対象外となっている都道府県は、秋田・富山・石川・三重・奈良・和歌山・鳥取・島根・広島・香川・佐賀・鹿児島・沖縄・新潟の14です。一方、所属する地区の設備料金がすべて公表されている都道府県は埼玉のみです。
設備料金の欄に数字がない場合、その欄について自宅の契約と比較できる地区の調査平均は掲載されていません。基本料金や使用量別の金額に調査値があるなら、その部分は手元の検針票と確認できますが、設備料金は別に扱う必要があります。
近隣地区を代用できない設備料金
自分の地区に設備料金の調査値がないと、近くの地区のページを開いて数字を補いたくなります。しかし、掲載されている実データを見ると、その方法では自宅の地区について根拠のある比較になりません。
設備料金の地区平均は、岩手県盛岡が月額110円、埼玉県中央が273円、埼玉県秩父が1,000円、北海道日高・胆振が2,200円です。同じ調査の設備料金でも、地区によって調査平均には大きな開きがあります。埼玉県内でも中央と秩父では数字が異なります。
したがって、自分の地区が調査対象外だからといって、近隣地区の設備料金を自宅の地区の調査平均として扱うことはできません。近隣地区の数字は、その地区で得られた調査値です。自分の地区の空欄を埋める数字として使うのではなく、自宅で実際にどのような料金が記載されているかを確認する方向へ進む必要があります。
手元の書類で確かめる順番
設備料金が調査対象外なら、まず地区ページで数字が掲載されている項目と、調査対象外の項目を分けます。基本料金や使用量別の金額が掲載されている場合は、その調査値と手元の検針票に記載された金額を別々のものとして確認します。調査値は地区の調査平均であり、自宅の契約金額そのものではありません。
次に、検針票で設備料金にあたる記載があるかを確認します。設備料金の調査値がサイトになくても、自宅について確認する対象は手元にあります。検針票に設備料金の記載があれば、その金額は自宅の請求内容として扱います。
そのうえで契約時の書面を確認します。設備に関する料金や無償貸与について記載がある場合は、検針票の内容とあわせて確認します。サイト上の空欄を近隣地区の調査値で補完するよりも、自宅の検針票と契約書に何が記載されているかを順に確かめるほうが、自分の契約内容を確認する目的に合っています。
すべての欄が調査対象外の地区
最新の調査では、設備料金だけでなく、基本料金や使用量別の金額を含むすべての欄が調査対象外となっている地区が8地区あります。栃木県塩谷、栃木県鹿沼、東京都南多摩、山梨県峡南、大阪府中河内、兵庫県丹波、島根県隠岐、広島県備北です。
これらの地区では、地区ページの調査値を使って手元の検針票と金額を比較することができません。この場合も、別の地区の調査平均を代わりに置くのではなく、自宅の書類を起点に確認します。
まず検針票に基本料金や設備料金などがどのように記載されているかを確認し、設備料金と無償貸与については検針票の設備料金と無償貸与の記事へ進んでください。さらに契約内容まで確認する場合は、契約時の書面の読み方の記事で、手元の契約書を確認する順番へ進めます。